加盟店 鯖江工場見学記

株式会社和真が主宰する銀座和真フレンドシッョプは、昨年、一昨年に続き第三回の工場見学を実施した。
一昨年も鯖江のフレーム工場見学をしたが、今年度は和真フレンドショップの支援テーマ“体感・実感 なっとくで需要創造”に基づき、工場での現場業務を至近距離から見学出来る工場を選択した。 また、今回の工場見学には、フレンドショップ加盟店のほか和真直営店社員も同行した

1.見学スケジュール
開催日程:2018年6月6日(水)~7日(木)
参加人数:8社11名 和真直営社員3名 フレンドショップ本部2名
合計16名(男性11名女性5名)

タイムスケジュール




















2.工場見学

1日目(6月6日)

初日は、JR鯖江駅に12時30分集合 今回の参加者は、北は山形県 南は宮崎県と遠方からの参加もあったが、各々公共交通機関や自家用車などで全員無事に集合し、貸切バスで鯖江駅を出発した。

最初の見学工場は、フジイオプチカル株式会社様で創業は1950年。現在は20年以上βチタンフレームを専門に製造しているフレームメーカーで、こだわりの技法で企画・製造されている。見学には代表取締役社長の藤井 茂様と、相談役の藤井 純裕て頂いた様に2班に分かれて案内をして頂いた。
フジイオプチカル様では、独自のソフトを開発され、フレーム設計をパソコン上で行っておられる。3Dでデザインを確認、カラーもレタリング画像をパソコン上で作成することにより、受注メーカーとの製造前の打合せで活用されている。納期管理やコストダウンが出来る仕組みを構築されており、その企画室から見学が始まった。製造ラインでは、βチタンの素材をフレーム形状にする工程から、仕上げの磨き工程を全て見学させて頂き、中でも、独自に開発された表皮効果インバータースポットロー付け機によって、極小面積であっても脅威のロー付け強度を実現した技術は驚愕であった。
また、完成した商品の強度検査を兼ねた基本調整も熟練された技術者により行われており、商品に対する自信も伺えた。










 

 








 

その後、バスで株式会社佐々木セルロイド工業所様へ移動 株式会社佐々木セルロイド工業所様は、1966年設立であるが、大正の終わり頃から眼鏡製造を手掛けており、昭和初期にカラフルなセルロイド生地を実用化した歴史あるフレーム工場で、現在はプラスチックフレームの一貫製造を行っているメーカーである。

工場見学は、専務取締役の佐々木洋様により案内をして頂いた。
見学は、フレーム設計、生地の切出しから成型、テンプル作製、磨き、組立と全ての工程を見学させて頂いた。工場内は大型機械を使用している一方で、技術者による手作業も多く、この道30年以上の技術者もおり、最新の機械でも出来ない事を人の技術により補っていたのが印象的であった。
また、ショールーム兼応接室では、昔のプラスチックフレームの展示もあり、懐かしく感じられる物も数多くあった。






初日の工場見学を終了後、宿泊施設の芦原温泉「グランディア芳泉」で長旅の疲れを癒し、懇親会で 親睦を深めた。

 

親睦会は、株式会社和光 代表取締役 根岸 康之様の乾杯のご発声でスタートし、途中ゲームを挟みながら親睦を深めて、株式会社ハートランドオプチカル代表取締役 丸山正理様の締めのご挨拶と手締めでお開きとなった。













 

 

2日目(6月7日)

9時に初日と同じバスでホテルを全員で出発し二日目をスタートした。
10時に松原蝶製作有限会社様の工場見学を開始した。
松原蝶製作有限会社様は、1962年創業のプラスチックフレームの鼻パッドを専門に作っている日本では唯一の工場である。現在の社長松原倫岳様は、既製の形状だけではなく小売店からのオリジナル形状にも個別作製できる程、小回りと細かな要請に対応出来る体制を取っている。
その体制のため、創業以来50年以上使用している機械も現役で使用していたり、家庭用ホットプレートを改良してパッド製作に活用したり、従業員8名の工場であるが創意工夫が随所に取り入れられていた。
また、工場二階の室内にはツバメの巣がありツバメが室内を飛びまわっていましたが、巣を撤去しない優しい社風も感じ取れた。
更には、プレス工程を実際に行わせて頂くことができ、見学者にとってプラスαの体験が出来た。





 

 

 

 










松原蝶製作有限会社様をバスで出発して、鈴木眼鏡工業株式会社様の工場見学へ。
鈴木眼鏡工業株式会社様は、1959年創業で創業時はセル枠製造工場であったが、現在は眼鏡フレームの修理専門メーカーとなっている。
見学では、宝飾業界で活用しているレーザー溶接機を使った修理の実施や、修理後のフレームカラーの色を再現する調合、小売店では到底不可能なプラスチックフレームの修理等の、我々眼鏡店従事者が見ても驚く修理技術を見学させて頂いた。また、小売店から届いた修理品を医療機関で使用している電子カルテをベースに独自で改良したシステムを導入して管理しており、技術と管理の素晴らしさを肌で感じ取ることが出来た。














 
















 




昼食は、“福井の蕎麦処 聴琴亭”で蕎麦ご膳を頂き、最後の目的地めがね会館に向かった。














めがね会館では、全員でメガネ型ストラップ作りを体験した。 アセテート生地から、手作業でヤスリ掛けを行い、泥バフと布バフを使用し完成させ、各々ストラップやペンダントにして、全員 持ち帰った。
参加者は、それぞれの店舗で眼鏡業務に携わっているが、アセテートを削る事や泥バフを使用した事が無い人が多く、今回の体験 では、フレームの最終仕上げに対する業務の大変さを改めて感じた体験となった。











まとめ

2016年から実施しているフレンドショップの工場見学は今回で3回目となりました。
一昨年に続いて鯖江の工場見学となりましたが、今回は現場作業を間近で見ることができ、参加者にとっては大変勉強になったと共に強い刺激となりました。
日本の誇る眼鏡製作の技術の高さを体感することにより、店舗にて鯖江製製品をさらに自信をもってお薦めすることが出来るようになりました。
また、同じ眼鏡業従事者として、作業の効率化や平準化の創意工夫は見習うべきことが多く、見学後の業務取組みへのモチベーションは大きく上がったと思われます。
各工場の関係者の方々には、操業中にも関わらず丁寧で詳細なご説明をして頂きまして大変感謝しております。
また、礼儀正しい皆様の応対と携わっておられる業務への取組み姿勢から、眼鏡製作への自信や誇りを感じることが出来たことは、我々の糧となっていくと思います。 詳しくお話を伺えば伺うほど興味も沸き、質問事項も増え、限られた時間内での見学では限界があることは致し方ありませんが、可能であれば是非もう一度お邪魔させて頂きたいと思える充実した見学会だったと考えます。
最後になりますが、貴重なお時間を割いて頂いた上に、気さくに、細部までご紹介頂きました各工場のご担当者様、業務中にも関わらず作業工程を見学させて頂いたスタッフの皆様に厚く御礼申しあげます。本当にありがとうございました。また、今後も鯖江眼鏡の益々の発展を祈念申し上げます。

 









 


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